尾道ベースのレンタサイクルは、利用中に万が一の破損や盗難が起きてしまった場合に備えて、お客様のご負担を減らすために各種車両保険を用意しております。
皆さまに安心してサイクリングを楽しんでいただくためにも、ご利用を予定される旅程や自転車のご経験別に合わせたおすすめプランをご紹介します。

1.「車両補償とは」

車両補償とは、レンタサイクルのご利用中に故意・過失によらず、万が一自転車に故障や盗難、事故による半損や全損が起きてしまった場合、一定の費用を事前に支払うことで、高額になる修理費用や車両の弁償にかかる費用の負担を減らすためのレンタサイクルの自転車補償になります。

加入費用は少額でも、思わぬ高額な費用負担を軽減できるため、自転車の取り扱いに不慣れな方や、旅程が長期にわたる場合に安心してサイクリングを楽しめるサービスになっています。

1-1.「なぜ必要なの?」

自転車は車やバイクと違って、軽量で気軽に取り扱いができる反面、駐輪中に風で倒れてしまったり、走行可能範囲の広さから、急に出てきた路面の障害物などを避ける際に転んでしまう心配があります。

自転車は倒れたり転んだりした際に地面に叩きつけられると、ブレーキレバーが曲がったりスタンドが曲がってしまったり、場合によってはギア周りの変速機が壊れてしまったりするケースも考えられます。

ブレーキレバーやスタンドであれば比較的に少額で済みますが、変速機やホイール、車体本体の弁償費用は高額になるケースも。

自転車を壊さないように気をつけていると、観光どころではなくなってしまうかもしれません。

そのため、”転ばぬ先の杖”として加入しておくと、余計な心配をせずに目一杯サイクリングを楽しむことができるようになります。

1-2.「破損パーツの修理代や盗難された場合の車両価格ってどのくらい?」

では実際にパーツが壊れてしまった場合の修理費用や、車体本体を弁償することになった場合の費用はどのくらいかかるのでしょうか。

下記は、過去に実際に起きてしまった修理事例の一部や参考費用になりますので、ご参考ください。

  • 実例1 走行中にポールを避けようとしたが距離を見誤って接触。自転車の泥除けが割れてしまった…。
    →泥除けの復旧に付随する費用と工賃を含めて約10,000円の修理費用が発生。
  • 実例2 駐輪中にランチから戻ると、自転車が倒れてブレーキレバーが折れていた…。
    →油圧ブレーキ採用車両だったため、復旧に付随する費用と工賃を含めて25,000円以上の修理費用が発生。
  • 参考例 尾道市街を観光している際に、カギをかけ忘れて盗難被害に遭ってしまう。
    →一般的なクロスバイクだと60,000円以上、ミニベロE-BIKEだと200,000円以上の費用負担になる場合があります。


これらのケースから、ちょっとした不注意や思わぬ破損によっても復旧にかかる費用は少なくないことがわかります。
また、高額車両になればなるほど、快適にサイクリングを楽しめる一方で、車体本体やパーツの修理費用も比例して高額になることが考えられます。

免許も資格も必要のない自転車だからこそ、充実した補償を選んでおくことで、安心してサイクリングを楽しめると言えそうです。

2 .「選べる車両補償プラン」

車両補償プランは、使い方や自転車への慣れに合わせて、選びやすいプランが用意されています。
プランの種類は全部で3つ。

  1. 気軽に入れる「500円プラン」
  2. バランス型の「1,000円プラン」
  3. 手厚い補償の「2,000円プラン」

それぞれで補償される金額が異なりますので、詳細の内容を紹介いたします。

2-1. 「500円プラン」

『500円プラン』は、レンタサイクル1日につき500円(税込)の費用を追加することで、万が一の破損や盗難に対して、最大30,000円(税込)まで保証するプランになっています。
先の実例1のように、ちょっとしたパーツの破損や、部品交換に対する費用は、だいたいこちらのプランで賄うことが可能です。

2-2. 「1,000円プラン」

『1,000円プラン』は、レンタサイクル1日につき1,000円(税込)の費用を追加することで、万が一の破損や盗難に対して、最大70,000円(税込)まで保証するプランになっています。
修理部品によっては高額になるケースがある高価格帯のレンタサイクルを利用される場合や、自転車に乗りなれていない方は、こちらの補償プランが良いかもしれません。

2-3. 「2,000円プラン」

『2,000円プラン』は、レンタサイクル1日につき2,000円(税込)の費用を追加することで、万が一の破損や盗難に対して、最大車両価格の50%(税込)まで保証するプランになっています。
高価格帯の車両はもちろん、1泊2日以上の旅程や、アップダウンの激しい場所で利用する可能性がある場合は、補償が手厚いこちらのプランがおすすめです。

3.「旅程・ユーザー別のおすすめプラン」

補償プランが3つあるのは分かったけど、やっぱりどれにすれば良いか迷ってしまう、そんな方も多いと思います。
ここでは、今まで利用された方の選び方や感想をもとに、おおまかなプランの選び方を想定してみました。
自転車の扱い方には自信がある!、という方は問題ないのですが、少し不安があるから補償には入っておきたい…、という方は参考にしてもらえると嬉しいです。

3-1.「500円プランがおすすめなユーザー」

『500円プラン』は、ワンコインで気軽に入れて少額の修理費用等をカバーできるライトな補償です。
レンタサイクルのご利用が比較的に短い1時間〜1日で終了される方のご加入が多く、「補償があるから安心して乗れた」との声もよく伺います。
普段自転車にはよく乗っているが、念のため補償に入っておきたい、という方に選ばれているプランです。

3-2. 「1,000円プランがおすすめなユーザー」

『1,000円プラン』は、中程度の修理費用まで補償できるバランス型のプランです。
自転車に乗りなれていない方や、比較的に高価格帯のレンタサイクルの利用、もしくは半日以上の利用を想定されている方のご加入が多い印象です。
また、ご夫婦で旦那さまは自転車に乗りなれているものの、奥さまは少し不安がある場合に、奥さまが乗る自転車のみに補償をつけるケースもありました。
駐輪時の転倒より、乗車中に転倒する心配がある方は、パーツの破損被害が大きくなる可能性があるため、より安心できる補償内容になっております。

3-3. 「2,000円プランがおすすめなユーザー」

『2,000円プラン』は、最大の補償がつくため、利用されるレンタサイクルが高額になればなるほど補償金額も手厚くなるプランになっています。
レンタサイクルの中には、200,000円を超える車両もあるため、万が一盗難や事故に遭ってしまった時の費用負担は高額になってしまいます。
1泊2日以上の旅程や、自転車に乗っている時間が長いスケジュール、自転車の取り扱いにご不安がある場合などに最適なプランになっています。
小さなパーツの破損から中程度の修理など、ほとんどの費用負担を賄えるため、故障に対する対策としては必要充分な補償内容です。

3-4. 「とりあえず補償アリにするならコレ」

それでも補償をどれにするか迷ってしまう時は、しっかり故障費用を軽減できるバランスの良い『1,000円プラン』へのご加入がおすすめです。
とりあえず入っておこう、とお考えの方はレンタサイクルのご利用に併せてご加入を検討してみてはいかがでしょうか。

4.「おわりに」

尾道ベースのレンタサイクルに関する車両補償のご案内はいかがでしたでしょうか。

初めてレンタサイクルを利用するときは、壊してしまわないか心配される声が多いのも事実です。

普段自転車に乗り慣れている方は、レンタサイクルと言えども自転車としての構造はほとんど同じなので、不安を感じずに利用されるのですが、自転車に乗り慣れていない方や高価格帯のレンタサイクルを利用される方にとっては、補償の有無は心のゆとりに影響するのではないでしょうか。

今回の記事が、旅程や自転車の慣れなどによって、最適なプラン選びのご助力になれば嬉しく思います。
尾道ベースで、安心安全なレンタサイクルを、ぜひお楽しみくださいね。